旅、花火、蛇尾 - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

あっ、花火！
新幹線が仙台駅に近づくと、誰かが小さく叫んだ。
車窓を見ると、左前方の夜空に光の花が咲いている。
それは、仙台名物「七夕まつり」の開催を告げる花火だった。

花火大会と聞くと、まず人混を連想する。
子供の頃に家族でよく行った地元の花火大会が、そうだったからだろう。
だからオレは、子供を連れて花火大会を見に行ったことがない。

地元の花火大会に出掛けないので、旅先で花火を見ることが多くなった。
例えば、冒頭の七夕まつり。
去年の旅行では、ホテルの窓から坂出の花火がよく見えた。
八月十一日に花火を上げる街には、わざわざ日を合わせて出張したこともある。

子供達が大きくなったら、どうするだろう？
オレ達のように、地元の花火大会には出掛けない親になるだろうか。
それとも家族との思い出を求めて、人混みに突撃？
孫が一緒ならオレ達も行くことになるんじゃないかと、今から心配？している。

蛇足だが、某サイトの夏企画のオレの作品は、また失敗したようだ。
へっへっへ、自信作だぜと、いつも意気込んで参加するのだが、
企画が始まって二、三日すると意気消沈してしまう。
まさに気分は竜頭蛇尾。
順位は、五十五作品中、十位以内どころか半分以上も怪しい状況だ。

こっちは蛇足ではないが、朗読のharuさんにまたお世話になった。
タイトルは『その掌には』
なんだかわからない内容でも、朗読してもらうと普通に聞こえるから不思議だ。
haruさんに感謝。またよろしくお願いいたします！