妄想をばらまこう！ - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

今週のお題は「おすすめの手土産」とのこと。
「土産」ではなくて「手土産」というのがニクい。
それは、誰かを訪問するということだから。
ブログであれば感想、競作企画であればコメントってことなのかな。

小説の競作企画では、どんな感想を書いたらいいのかいつも悩んでしまう。
手土産的な口当たりの良い感想は喜ばれるが、歯が浮いて書くのが辛い。
具体的な改善案を指摘できれば良いが、押し付けになるんじゃないかと心配だ。
そんな時オレが使うのは、「勝手な妄想」という言葉だったりする。

他の方の作品を読んでいると、たまにこんな風に思うことがある。
ああ、もうちょっと違う展開だったらオレ好みなのになぁ、と。
そんな時オレは、「こんな風に妄想しました」と自分好みの展開を書く。
参考にしてくれたら嬉しいし、無視されても考えが合わなかったと納得できる。

さて、先々週まで行われた某所の秋企画だが、オレは次の作品で参加していた。
『彼女はアトランティスの夢を見る』
魔法を自覚していない少女と、その謎を解こうとする少年とのラブストーリーだ。
魔法のルーツについて、主催者の解釈を逆手にとったアイディアが感想を呼んだ。

つい三日前に発表された結果は、なんと総合四位！
初めて十位以内を獲得して、なんだかふわふわした気持ちが続いている。
今までお題にこだわりすぎて墓穴を掘っていたが、今回は逆に救われた感じ。
お題に対するスタンスを変えなかったご褒美だと、もうしばらく浮かれていたい。