つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

つとむューのニッキです。

マナが溶けて固まったら?

駅で見かけたマナの話を、昔ライトノベルに書いたことがある。
――『ミツメルト
二年前に行われた某所大夏祭り大会に投稿した作品だ。
タイトルとアイディアだけは良かったと思っているが、そのストーリーは――


学校に急ぐ男子高校生、和志は、駅の改札で女子高生、美南と正面衝突する。
にらみ合う二人。その視線がぶつかる場所に、突然赤い何かが出現した。
――怒メルト(どめると)
怒りの視線がぶつかるパワーで、大気中のマナが溶結したものなのだという。


マナとは、大気中に漂う生命力の源のようなもの。
そして、マナが溶けて固まったメルトは通常、人間には見ることができない。
メルトと共に現れた妖精トケル。そのどちらも見えるようになった和志。
トケルと一緒に学園生活を送るうちに、メルトについて知るのであった。


喜びの視線がぶつかってできるのが、黄色い喜メルト(きめると)。
悲しみの視線なら青の悲メルト(ひめると)。
そして妖精トケルの大好物は、金色の蜜メルト(みつめると)。
これを発生させるためには、愛の視線をぶつけなくてはいけない――


そんな心温まる?作品だったのに、成績は散々だった。
長編向きの作品を短編にぎゅっとまとめて、ラストが中途半端になったためだろう。
えっ? 今週のお題は『マナ』じゃなくて『マナー』だって?
今日の深夜から、ぷち夏企画が始まる。こんな状態で参加できるだろうか?




はてなダイアリー 今週のお題特別編「心温まるマナーの話」