雪の夜に、あの人はボクにミルクをくれた。 駅からは、こんなに沢山の人達が出てくるのに、 暖かいミルクをくれたのは、あの人だけだった。 なんとか恩返しをしたい。 あの人の家の前で、そんなもどかしい気持ちに支配される。 すると突然、電気のような思念…
クルクルッ、バッシャーン! 急に体が軽くなったと思ったら、いきなり水の中に落とされた。 何がなんだかわからない。 恐る恐る周りを眺めてみると、そこは穏やかな南国の海辺の風景。 きれいなサンゴ礁が、浅瀬を作っている・・・ いったいどうしてこんな事…
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