つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

つとむューのニッキです。

2013-01-01から1年間の記事一覧

主人公が買ったもの

一月。 情熱の舟に乗るためのチケットを買った。 それは良かったかって? 良かったと思うよ。だって、十年ぶりに父親に会えたみたいだから。 五月。 炭鉱のある街へ続く鉄道の切符を買った。 それは良かったかって? 良かったと思うよ。だって、念願の最終電…

ぬいぐるみ少女K

もし、ぬいぐるみに記憶が移ってしまったら? そんな病気にかかってしまった女の子との出会い。 自分だったらどうするだろうか? そんなことを連想しながら書いた作品が、『ぬいぐるみ少女K』だ。 この作品は、二年前に行われた某所の冬祭りに投稿した。 そ…

『手紙』

今年、一番聞いた曲ってなんだろう? やっぱり『手紙』かなぁ。 ん? アンジェラ・アキの曲かって? 『手紙』といったら彼女の曲が有名だけど、オレが聴いていたのはちょいと違う。 奥華子作詞作曲『手紙』 仕事がキツかった時に、電車の中でずっと彼女のベ…

冬祭りが始まる

某所の競作企画だが、今年は冬祭りが開催されるらしい。 去年は無かったから、二年ぶりの開催だ。 冬祭りは、夏祭りと違って個人的には相性がいい。 三年前は、初めて百枚越え(四百字換算で)の作品を書いた。 二年前は、ささやかながらも企画賞をいただい…

あの水はどこから?

紅葉のライトアップに行ってきた。 先週ちょっと触れた、元禄の時代に柳沢吉保が七年かけて整備した庭園だ。 真ん中に大きな池が広がり、ちゃんと島も造られている。 それは素晴らしい庭園だった。 でも、この池の水って、一体どこから持ってきたんだろう? …

出してはいけないもの

今週のお題は「鍋」だけど、そのネタはすでに書いてしまっているなぁ。 高知県須崎市の『鍋焼きラーメン』 そして、大学時代の鍋の思い出。 しょうがないので、鍋にちなんで冬の話題でも。 この間ブラブラしていたら、『切腹最中』なる和菓子を売っていた。 …

まどかマギカにみる光と闇

映画芸術の祭典、米国アカデミー賞長編アニメ部門への出展作品が決まった。 日本からは三作品。 風立ちぬ、ももへの手紙、魔法少女まどかマギカ新編だ。 この中で、最後の作品だけまだ見ていない。 まどかマギカの本編は、テレビシリーズで見ている。 「君は…

おっさんの秋が来た

今年のアメリカ大リーグ最終戦のこと。 王者が決まったその瞬間、マウンドに立っていたのは一人の日本人だった。 上原浩治、三十八才。 たった二つの球種でピンチを切り抜けるその姿は、もはや芸術と言えるだろう。 上原選手は、日本にいた時、オレの嫌いな…

終着駅パラドックス

今のオレの課題は、いかに体力を使わないかということ。 つまり、体力の節約だ。 そのためには多少の出費もいとわない。 なんだか変な感じだが、これも立派な節約術だろう。 まずは電車。 これは絶対座っていた方がいい。 しかし、途中の駅から乗ったら絶対…

ヤリカS

この間見かけた、サッカーくじBIGの広告が面白かった。 BIGマンの人生相談: Q「海女かメガバンクの行員になりたい!」と言ったら親に反対されました。 どうしたらいいですか?(20代フリーター) 今年の九月までやっていた、海女とメガバンク行員のドラマ。…

スポーツか通勤か、それが問題だ

週末、久しぶりにスポーツをやってみた。 「パパ、スポーツやろう!」という娘の提案を断れなかったからだ。 実に三週間ぶりの運動。 翌日は疲労で動けなかった。 それにしても東京のサラリーマンってすごいよね。 毎日満員電車に揺られているのに、皇居一周…

二六七三年は零戦の年?

永遠の0 (講談社文庫)作者: 百田尚樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/15メディア: 文庫購入: 39人 クリック: 275回この商品を含むブログ (364件) を見る 今年、夢中で読んだ本は百田尚樹作の『永遠の0』だなぁ。 ひとことで言えば、零戦の話。 読み…

有り難きバチ

バチが当たったのだ。 この間、「ほどほどに働いてほどほどにもらった給料」なんて書いたから。 先週から、仕事がむちゃくちゃ忙しくなった。 そりゃなんというか、毎日電車に揺られて汗だく、という感じで。 いったい何の神様のバチなんだろう? 仕事の神様…

アキは来ないよ、超短篇は

某サイトの競作企画の結果が出た。 第一二五回を数える、超短篇のタイトル競作だ。 オレの作品はそこそこ健闘したものの、残念ながら王様を逃す。 それもそのはず、タイトルとは矛盾した作品を投稿してしまったから。 今回のタイトルは、『あなたと出会った…

胸を張って子供に言えるだろうか?

先日、息子の自転車が盗まれた。 鍵も掛けずにハンバーガー屋の駐輪場に放置していたのが原因だ。 オレは慌てて防犯登録番号を調べる。 警察に届けたり、現場検証に立ち会ったり、いろいろ大変だった。 それにしても、子供の自転車を盗るとはけしからんやつ…

やっぱり兄は兄?

オレは二人兄弟の長男。 だから家庭内ではいつも威張っていた。 その横柄な態度は、きっと作品にも表れているだろう。 だって小説は、作者の鏡だから。 オレの弟は歳が四つ下。 子供の頃は、何をやっても負けることはない。 だから、歳が同じ双子の兄弟がう…

今夏のホロ苦さは半時計回り

お題「2013年、夏の予定」で紹介したように、某サイトの夏企画に参加した。 同じテーマとお題で作品の出来を競い合う、ライトノベルの競作企画だ。 結果は――五十ニ作品中三十位。 後ろから数えた方が早い順位。今年もホロ苦い結果となった。 今回のテーマは…

海面に映える白いかけ橋

自分にとっての日本一の風景といえば、やっぱりここだなあ。 ――角島大橋。 この橋があるのは本州の西の端っこ、山口県下関市。 沖合の角島と本州を結ぶこの橋は、平成十二年秋に完成した。 海の青色と橋の白色。 このコントラストが美しく、車のCMによく使…

湖面に映る白いアーチ橋

夏と秋は湖に沈んでしまう、ロマンチックなアーチ橋がある。 ――タウシュベツ橋梁。 昭和三十年まで旧国鉄士幌線として使われていたコンクリート橋だ。 五年前、JRフルムーンのポスターを飾った白いフォルムは、多くの人々を魅了した。 この橋があるのは北…

夏企画反省会

昨日、某サイトの夏企画が終了した。 自作についての結果は以下の通り。 総合得点 2600点 30位(52作品中) 総得点 130点 28位タイ 感想数 13個 8位タイ 平均点 10点 32位タイ 今回も10位以内を目指していたが、全然ダメだった。 感想はかなりもらえた方だが…

海に幸あれ

子供の頃、海で泳ぐのが嫌いだった。 だって、足元に海藻がたくさん生えていて、すごく不気味だったから。 足を着こうとすると、ヌメっとした感覚に襲われる。 オレは必死になって、両親にしがみついた。 まあ、それは、海水浴場じゃないところで泳がされて…

こづかい増額宣言!?

夏休みに入る前に、息子達の三者面談があった。 「たまには行ってきたら? 休みなんだから」 カミさんはそう言い残して、仕事に出てしまう。 せっかくの休みが、とぼやきながら、オレは息子達と中学校へ向かった。 そこで子供達に渡されたのは、真っ白で大き…

名前反省会

今日から某サイトの夏企画が始まる。 一方、はてな今週のお題は『名前』。 ということで、過去の企画に投稿した作品の登場人物の名前を挙げて、 反省会を開こうと思う。 2010年GW企画『フライパン桜子』 男性主人公:直人 女性主人公:桜子 この頃は何も考えて…

やっぱ、風立ちぬ?

この夏、読みたい一冊は堀辰雄の『風立ちぬ』かな。 だって、ほら、今ジブリアニメで話題だから。 でもこの本って、二十年前に読んだきりなんだよね。 覚えているのは軽井沢での出会いとか、サナトリウムでの療養とか、ほんの断片。 よし、久しぶりに読むぞ…

参院選と富士山

今のところの夏の話題って、参院選と富士山のような気がする。 まあ、参院選は今週末に終わっちゃうけど。 来週からジブリの新作と入れ替わりそうなくらい盛り上がっていない。 こんなんでいいのかねぇ、日本は。 調子の良いことを言う政党は全く信じられな…

八年の月日を越えて

(注意:映画『ほしのこえ』のネタバレを含みます) 七夕の夜はベランダに出て空を見上げてみた。 しかし、生憎の曇天。 「あそこに織姫星と彦星があるのにな」 天の川なんて、もうしばらく見ていない。 昔読んだ星座の本に、「星は昔の姿を見せている」とい…

祭が始まる

今年の夏も、祭が開催される。 某サイトのライトノベル競作企画だ。 参加者が同じテーマ、同じお題で作品を書き、作者名を伏せて投稿する。 寄せられた感想に付けられた点数をもとに、順位を決定するのだ。 今夏のテーマは『変態』。 そしてお題は、『鼻血』…

それでも花は咲く

初夏の湿原が黄色に染まる。 ニッコウキスゲの群生だ。 そんな湿原を視察に来ていた方々が亡くなった。 ちょうど五年前の六月のことだった。 二〇〇八年岩手宮城内陸地震。 栗駒山中で起きた崖崩れは土石流となり、下流の温泉旅館を飲み込んだ。 七名の犠牲…

オレがお父さん

「お願いだから、おしっこ持ってきて!」 登校したはずの娘から電話が掛かって来る。 「おしっこ?」 「尿検査だよ。机の上にあるから」 なんだ、尿検査か。また忘れ物をしやがったな。 「明日持って行きなよ」 「今日じゃなきゃダメなの!」 押し問答の末、…

めざせ、変態王!

先日、オレのもとに朗報が飛び込んだ。 某サイトの企画が、一年ぶりに開催されるという。 その企画というのは、ライトノベルの競作企画。 同じテーマで作品を書いて、感想数、総得点、平均点で順位を競うのだ。 この企画がとても面白い。 だって、成績発表ま…