「絶、対、上を見ちゃダメだからねっ!」 念を押しながらマリコが梯子を登っていく。ここは高校の体育館の舞台袖。トン、トン、トンと響く振動は、上を見てみたい衝動を駆り立てる。 「登っていいよ!」 我に返った僕は、発砲スチロール製の雪が入った袋を担…
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