2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧
犬のような、猫のような、そんな想像上の動物が活躍する小説を書いた。 その動物は、毛がフサフサしていて、抱いて眠ると気持ちいい。 長い耳をばたつかせれば、ちょっとだけ飛ぶことができる。 耳を途中からねじれば、先端の内側に水を溜めて運ぶことができ…
先日、おサイフケータイの会社からメールが届いた。 セキュリティ強化のため、今夏より一部のケータイで使えなくなるという。 「つ、ついにガラケーを手放す時がやってきたのかっ!?」 オレは、目の前が真っ暗になるような思いに囚われた。 ガラケーにこだ…
先週末の県立高校の合格発表。 家族みんなの祈りは届かず、次男の番号はそこに無かった。 こんな時、双子って可哀想。 合格した長男を手放しで祝えないし、長男自身も心から喜べない。 当の次男は、相当ショックだったようだ。 が、泣いている暇はない。 す…
「俺、落ちたかも・・・」 新聞を片手に、次男が目を真っ赤に腫らしていた。 紙面には、前日に行われた県立高校入試の解答が載っている。 自己採点の結果が、思わしくなかったようだ。 なんて声をかけていいのか、言葉が見つからない。 一応、私立高校は受か…
思いっきり方言を笑われたことがある。 転校したばかり、小学校四年生の時だ。 「答えは〇〇じゃろ?」 発言したオレの山口弁に、教室は爆笑に包まれた。 それからオレは、授業中あまり手を上げない子供になってしまう。 ――発言したら笑われる。 この恐怖は…