つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

つとむューのニッキです。

高校でも給食?

「俺、落ちたかも・・・」
新聞を片手に、次男が目を真っ赤に腫らしていた。
紙面には、前日に行われた県立高校入試の解答が載っている。
自己採点の結果が、思わしくなかったようだ。


なんて声をかけていいのか、言葉が見つからない。
一応、私立高校は受かっているので浪人することはないが・・・
「兄貴と違う高校になれて良かったじゃないか」
間違っても、そんなことを言ってはいけないことくらいオレでもわかる。


――双子だから別々の高校に行きたい。
それが四ヶ月くらい前の彼らの、そしてオレたち親の悩みだった。
でも学力が同じだから、県立高校を選ぶと同じ学校に行くことになってしまう。
それが嫌で、まず長男のモチベーションが下がった。


いきなり成績が下がった長男に、オレは脅しの言葉をかける。
「弟よりも高校のランクを下げるか?」
さすがに、それは嫌だったのだろう。
なんとか成績を盛り返し、先日、二人が同じ県立高校を受験したばかりだった。


試験に際して体調も万全だったし、二人とも全力を尽くしたようだ。
だから、オレたち親はただ祈るしか術はない。
――ダメだった時にどんな言葉をかけたらいいのか?
合格発表を今週末に控えた今でも、オレはその答えを探して続けている。


幸い、娘は遠くの街の大学に合格した。
息子たちも続いてほしいが、最悪の場合も考えておかねばならぬ。
なんでも、滑り止めの私立高校には、珍しく学校給食があるという。
県立ダメでも、「弁当、作らんで助かったわぁ」と笑える未来になればいいのだが・・・




はてなダイアリー 今週のお題「給食」