好きな街を増やさなくちゃ！ - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

先週末の県立高校の合格発表。
家族みんなの祈りは届かず、次男の番号はそこに無かった。
こんな時、双子って可哀想。
合格した長男を手放しで祝えないし、長男自身も心から喜べない。

当の次男は、相当ショックだったようだ。
が、泣いている暇はない。
すぐ隣街に行って、私立高校の入学手続きをしなければならないのだ。
オレとかみさんは次男を引きずるようにして、自宅を出発した。

私立高校に着いてオレは驚いた。
入学手続きが終わると、有名メーカーのブースで制服の採寸が始まったのだ。
「すげぇ、ブレザー、スラックス、革靴、ソックスまで統一コーディネイトだよ」
公立育ちのオレには全く馴染みのない、夢の世界が広がっていた。

どうしても目が行ってしまうのが女子生徒の制服。
エンブレム付きブレザー、チェックのスカート、そして胸元の可愛いリボン。
「まるで、アニメかライトノベルじゃねえか！？」
作中では想像で書いているが、そんな世界が現実にあることを知った。

な〜んて、エロオヤジ全開で盛り上がっても次男の心は浮かばれない。
長男が口にする県立高校の名前を聞くだけでも、涙ぐんでしまう。
こうなったら心から好きになるしかない。娘が引っ越して行く遠くの街と一緒に。
それくらいのことしか、オレたちにしてあげられることはないのだから・・・