つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

つとむューのニッキです。

八年の月日を越えて

(注意:映画『ほしのこえ』のネタバレを含みます)


七夕の夜はベランダに出て空を見上げてみた。
しかし、生憎の曇天。
「あそこに織姫星と彦星があるのにな」
天の川なんて、もうしばらく見ていない。


昔読んだ星座の本に、「星は昔の姿を見せている」という説明が載っていた。
星はものすごく遠い、という説明だが、これがわかりにくかった。
例えば、地球から織姫星までの距離は二十五光年。
今見えている星の光は、織姫星が二十五年前に発した光ということになる。


子供の頃、その説明がピンと来なくてねぇ・・・
タイムマシンじゃないんだから昔の姿なんて見れないだろう、と疑っていた。
そんな説明を簡単にしてくれるアニメ映画を最近見た。
新海誠監督の『ほしのこえ』だ。


もし織姫星からメールを送ったら?
それは二十五年後に地球に届くことになる。
これならわかりやすい。
人間の時間を超える、宇宙の広さを実感することができる。


ちなみに地球から彦星までの距離は十七光年。
すると、織姫星から彦星にメールを送ると、八年かかるのだろうか?
八年後の想い人にメールを送る。
宇宙の彼方では、気の遠くなるような恋のやりとりが繰り広げられている。




はてなダイアリー 今週のお題 「七夕」