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まどかマギカにみる光と闇

映画芸術の祭典、米国アカデミー賞長編アニメ部門への出展作品が決まった。
日本からは三作品。
風立ちぬ、ももへの手紙、魔法少女まどかマギカ新編だ。
この中で、最後の作品だけまだ見ていない。


まどかマギカの本編は、テレビシリーズで見ている。
「君はすごい魔法少女になるよ」と言われ続ける主人公まどか。
自分には秘めたる才能が眠っている――誰もが夢見るシンデレラストーリーだ。
オレが凄いと思うのは、その悲しき真相が最後に明らかになること。


まどかマギカがテレビ放映されたのは、二〇一一年の一月のこと。
そして、真相が明らかになる回の首都圏での放送予定は、三月十一日の深夜だった。
もちろん放送は延期。
そのまま打ち切りも危ぶまれたが、四月の終わりに放送再開された。


脚本は虚淵玄。とあるゲーム業界で有名なシナリオライターだ。
彼の作品で好きなのは、「ファントム・オブ・インフェルノ」というゲーム。
旅行中に洗脳されて殺し屋に仕立てられる少年と、米国マフィアの闇を描く。
今回のまどかマギカも、例外ではなかった。


人間が家畜を食べるように、人間は地球外生命体のエネルギー源となる。
そんな魔法少女の闇が、包み隠されることなく浮き彫りになる。
「認識の相違から生じた判断ミスを後悔する時、なぜか人間は他者を憎悪するんだよね」
上のセリフの意味が理解できる年齢層が、このアニメのターゲットだ。


音楽を担当するのは梶浦由記
彼女の音楽は、NHK「歴史秘話ヒストリア」で聞いたことのある方も多いと思う。
個人的には、ゲーム「ダブルキャスト」のBGMが好きだ。
ちなみに小説執筆時には、「空の境界」のサウンドトラックを聴いている。




はてなダイアリー 今週のお題特別編「芸術の秋」