終着駅パラドックス - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

今のオレの課題は、いかに体力を使わないかということ。
つまり、体力の節約だ。
そのためには多少の出費もいとわない。
なんだか変な感じだが、これも立派な節約術だろう。

まずは電車。
これは絶対座っていた方がいい。
しかし、途中の駅から乗ったら絶対に座れない。
ならばどうすればいいのだろう？

一つだけ絶対に座れる方法がある。
いつもとは逆向きに乗って、終着駅で折り返せばいいのだ。
体力のためなら、オレは金に糸目をつけない。
だから、重複分の運賃は払うつもりでいる。

でも、どうやって重複分の運賃を払えばいいんだろう？
オレは座るために折り返すのだから、重複分を払いに席を立つわけにもいかない。
かといって、車掌さんが運賃を徴収しに来てくれるわけでもない。
払いたくても払えない。このパラドックスを、どうか誰かに解いてほしい。

えっ、乗車駅で、終着駅までの切符を二枚買えばいいって？
おお、その手があったか。
でも、それって、なんだかとってももったいないような・・・
でもでも、金に糸目をつけないって言ったのはウソ？　でもでもでも・・・

結局そのお金を節約するために、オレはいつもの向きの電車に乗って立っている。