こづかい増額宣言！？ - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

夏休みに入る前に、息子達の三者面談があった。
「たまには行ってきたら？休みなんだから」
カミさんはそう言い残して、仕事に出てしまう。
せっかくの休みが、とぼやきながら、オレは息子達と中学校へ向かった。

そこで子供達に渡されたのは、真っ白で大きな一枚の画用紙。
「はい、これは夏休みの宿題。ポスターを描いて提出するように」
――すげぇ、いまどきの宿題って父兄の前で渡されるのかよ！
先生方の作戦に驚愕。これで子供達は、このポスターからは逃げられない。

「お前たち、何描くんだよ」
「えー、描くことない・・・」
「パソコン貸して？ネットで調べて描くから」
と、子供達は全くやる気なし。

おいおい、ポスターって魂の叫びだろ？
だったら今望んでいることを描けばいいじゃん。
ネットで調べてって、他人と同じことを描いてどうするんだよ。
「ちょっと待て！」とオレはパソコンを覗く息子達を制止した。

『リサイクル推進』とか『水を大切に』とか、心からそれを望んでいるのか！？
子供だったら『こづかい増額！』だろうが？
副題は、『アベノミクスの恩恵を子供達へ』だ。
おっと、『公務員の家庭を除く』という注意書きを忘れるなよ。

「嫌だよ、学校でバカにされるもん」と冷ややかな反応を見せる子供達。
そうか、そうだよな。今も昔も、日本の学校では、
自分の望みを貫くことよりも、目立たないことが大切なんだ。
サッカー日本代表で露見する弱気なメンタルは、こうして培われたに違いない。

「こづかいをどれくらい増やしたら『こづかい増額！』のポスター描く？」
オレの質問に息子達は「三倍！」と答えた。
おーい、アベさーん！
日本代表がＷ杯で優勝するには、給料を三倍にする必要がありますよ〜