つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

つとむューのニッキです。

ヒロインの名前を作品タイトルに付けたら

先日行われた某所ライトノベル競作企画に参加して、わかったことがある。
それは、作品タイトルは中身を映すということ。
今頃わかったのか? と呆れる方もいるだろう。
そう、オレは、そんな大事なことに、今頃気付いたのだ。


今までオレは、中性的なタイトルを作品に付けてきた。
例えば、昨年の夏企画の時のタイトルは『ふわり、風の匂い』。
ヒロインの父親が行っている、研究内容を表していた。
結果は、平均点が十点で、順位は三十位だった。


実は、今回も同じようなことを考えていた。
アンドロイドが「嫌いだけど大好き」という矛盾した気持ちを手に入れる内容。
だから、『機械仕掛けのアンチノミー』というタイトルを当初考えていた。
しかし、投稿の数日前になって、オレは急に不安に襲われた。


――確か、今回の企画のお題の一つは「嘘」だったよな。
――すると、ライアって名前のヒロインが、他の作品でも登場するかも?
――それって、オレの作品とモロ被りじゃねえか。
――だったら、なんとかしなくっちゃ!


そんなオレの心配は、蓋を開けてみればただの杞憂だった。
が、投稿前の不安にとらわれてしまったオレは、突貫工事の改稿を始めた。
まず、タイトルを『夏服のライア』に改める。
そして他の作品に負けないように、ライアの魅力アップに全力を注いだのだ。


その甲斐あって、「ライアが魅力的だった」という感想を沢山いただいた。
その一方で、突貫工事の不備を数多く指摘されることになった。
でもオレは学習した。タイトルの付け方が重要であることを。
夏にも行われるらしい企画に、ぜひ役立てていきたいと思う。




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