つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

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今週のお題:あの映画の作品評に強く同感

アニメ映画『この世界の片隅に』を観た時、心に強く何かを感じた。
感動とは違う、何かを。
それが上手く説明できなくて、良い記事はないかとネットを捜し回った。
物書きとしては失格だが、オレにそれだけ渇望させる映画だった。


あの感覚は感動ではない。もっと何か、強いものなんだ。
やっとのことで見つけたのが、小野寺系氏の作品評だった。
――『この世界の片隅に』が観客の心を揺さぶる理由
痒いところに手が届くような分析、しかもネタバレしないよう配慮されている。


オレが感じたことのツボは、この作品評に的確に書かれている。
仕組まれた前半と後半の落差、玉音放送でのヒロインの怒り。
戦時中の話だというのに、ついこの間、自分が体験したような感じがする。
その手法は、片渕監督の前作『マイマイ新子と千年の魔法』に共通するという。


この作品評をきっかけに、久しぶりにマイマイ新子を観た。
山口県出身のオレにとって、故郷の風景や言葉が溢れるこの作品は特別だ。
新子役の福田麻由子は、地元出身と思ってしまうくらい山口弁が上手かった。
すず役ののんに同様の感情を抱いた方のブログがあったら、ぜひ読んでみたい。




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