サーブ＆スノー - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

最近、我が家で流行しているのは卓球だ。
会場は、自宅のリビングルーム。
夕飯が終わると、子供達がテーブルの上にティッシュボックスを並べる。
すると、あっという間に卓球台の完成だ。

きっかけは、仲良し家族と出掛けた年末のスキー旅行。
宿で卓球台を見つけたカミさんは、早速オレに命令した。
「今夜は卓球やるから、ナイトスキーには行かないでよ」
かくして、ストックをラケットに持ち替え、大卓球大会が開催された。

笑ってしまったのは、大人がみんな下手っぴだったこと。
子供達との実力差がほとんど無い。
憎き親を倒すチャンス！
ラケットを握る子供達は皆、目を輝かせた。

「今夜も卓球やろうよ！」
困ったことに、家に帰っても子供達の卓球熱は冷めてくれない。
仕方がないので、百円ショップでラケットとピンポン玉を買ってきた。
食後のリビングは、たちまち戦場と化す。

「もう一回！」
泣きながら息子がオレに懇願する。
「お前にはまだオレは倒せない」
負けてやればいいと思うが、つい大人げない態度をとってしまう。
こんなにムキになってしまうのは何故なのか、これが全くわからない。

近頃は、困ったことに子供達だけで練習しているらしい。
道理でだんだんと強くなっているわけだ。
奴らに負かされるのも時間の問題だろう。
オレも夜中にコッソリ自主練でもするか・・・