つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

つとむューのニッキです。

北の国からチョコの恩返し

「あっ、そうそう、昨日これをあげるの忘れてた」
そう言いながら、カミさんがオレに小さな包みを渡す。
ロイズの生チョコ。
一日遅れのバレンタインプレゼントだ。


カミさんはロイズのチョコが大好き。
だから、北海道に出張した時は必ず生チョコを買って帰る。
そして自宅に着いて、冷蔵庫に入れようとすると・・・
「おい、すでに一箱入ってるじゃないか!?」
「えへへ、生協でも買っちゃった」
だったらお土産にリクエストするなよ、と言いたくなることが多々ある。


ロイズといえば、宮城に出張した時に売っているのを見かけたことがある。
なんでこんなところでロイズ? と思いきや、明治の開拓期にヒントがあった。
ロイズふと美工場があるのは北海道の当別町
この町は、岩出山伊達家のお殿様が移住して開拓した町だったのだ。


岩出山は、宮城県の北部に位置する。
伊達政宗が仙台に移る前に住んでいた場所としても有名だ。
当別町に移住した岩出山のお殿様も、政宗の直系の子孫だったという。
そんな当別町の故郷へのチョコの恩返し。思わず胸が熱くなる。


「あっ、ロイズじゃん」
しまった、娘に見つかった。
「ママ、ロイズ食べてもいい?」
違う、これはオレのだ。オレがバレンタインでもらったのだ。
「食べてもいいってよ。じゃあ二個もらうよ」
えっ、二個も?
はたしてオレは、いくつ食べられるだろうか。




はてなダイアリー 今週のお題「バレンタインの思い出」