ピアノの調べに夢心地 - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

寝室でゴロンと横になっていると、遠くからピアノの調べが聞こえてきた。
どうやらリビングで娘が弾いているようだ。
三月三日の日曜日。窓の外には青空が広がっている。
昼下がりの夢心地とは、まさにこのことだ。

オレが勝手に考えた『父親になったらやってみたいこと』。
ナンバーワンが息子とキャッチボール。
そしてナンバーツーが娘のピアノでお昼寝。
オレはまさに今、夢の一つを実現しようとしている。

ああ、娘を音楽教室に通わせておいてよかった。
雨の日も風の日も、毎週末の通いは大変だった。
世の中には子供のために教室に通わせている親もいるらしいが、オレは違う。
すべてはこの瞬間のため。そのためならレッスン代も厭わない。

しかし一つ気になるのが、娘の弾いている曲。
すべて同人ゲームのＢＧＭだ。
そのゲームは『ひぐらしのなく頃に解』。
まあ、流れてくるのは心地好い曲ばかりだから別に構わないんだけど。

それより、もっと大事なことがあった。
公立高校の入試は明後日じゃねえか。
おいおい、いつまでもピアノを弾いてる場合じゃねえぞ。
今からジタバタしてもしょうがないが、息抜きはそれくらいにしろ〜