がっかり故郷リゾート - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

今年の夏も帰郷して、お墓参りに行った。
子供達の楽しみは、いつも宿泊しているリゾートホテル。
立地は相変わらず素晴らしかったが、食事がイマイチだった。
今年から、朝食がバイキングになってしまったのだ。

去年までの朝食は、海の見えるレストランでのコース料理だった。
席に着いて、卵料理を選んで、パンにハチミツを付けて食べる。
卵料理を待ちながら、朝の海を見渡すさわやかなひとときが好きだった。
バイキングでは、そんな風情を感じることは難しい。

夕食も例外ではなかった。
楽しみにしていたウニ釜飯や剣先イカの活き造りが、違う料理に代わった。
これは、かなり痛い。
食事に関しては、このホテルを選ぶ理由は無くなってしまったのだ。

聞くところによると、すべて経営側の方針転換が原因とのこと。
他のホテルとの差別化を図るのではなく、その逆を実行してどうするのだろう。
周辺地域の人気が上がって、ウニやイカの仕入値が高騰したのだろうか？
開業二十六年ということらしいが、結局その程度なんだなとがっかりした。

次の日は、温泉地の老舗旅館に泊まった。
開業百四十年。堂々としたものだ。
廊下などの建物は少し歪んでいたが、サービスや食事は素晴らしかった。
格の違いを見せつけられた、今年のふるさとの夏だった。

そういえば、リゾートホテルに着く直前、かみさんに運転を代わってもらった。
ホテルへの左折を間違えそうになった時、子供達から厳しいツッコミが。
「何回、来てるんだよ！」
こいつらが赤ちゃんの頃から来てるのにと、時の流れの早さに苦笑いするオレだった。