意味のない女とさようなら
来年の二月にまた、某所で競作企画が開催される。
『二〇一五年バレンタイン企画』
いくつかあるお題から三つを選び、その言葉を入れ込んだ作品を投稿する。
寄せられた感想に付けられた点数で、順位を決めるお祭りだ。
オレは今年、このサイトの企画に二回参加した。
が、いずれも惨敗。
――三人目の登場人物の存在意味がわからない。
寄せられた感想の中で、二回の企画に共通した指摘はこんな内容だった。
ひとことで言えば、すべての人物を魅力的に描けていないということだ。
主人公とヒロインを頑張っても、どうしても三人目は物語に流されてしまう。
――登場人物には、それぞれその人なりの人生がある。
そう指摘されて、プロットの大切さを再認識した。
来年は、作品を書く前に登場人物一人一人の人生を深く考えよう。
どんな家庭で生まれて、どんな幼少期を過ごし、どんな悩みを持っているのか。
「私って、存在にちゃんと意味があったのね」
多くの読者にそう思ってもらえれば、結果は自然とついてくるに違いない。
今年も残りわずか。
来年は、何かしら手応えを掴み取れる年にしたい。
はてなダイアリー 今週のお題「2014年のお別れ」