つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

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『超高速!参勤交代』

今週のお題は『ふつうに良かった映画』とのこと。
『すげぇ良かった』でも『微妙に良かった』でもない、ふつうさが求められている。
最近見た映画で、そんなのあったっけ?
アニメとかは人を選ぶから、ジャンル面でもふつうなものが良いだろう。


――土橋章宏脚本、本木克英監督『超高速!参勤交代
時代ものなら多くの方が楽しめるはずだ。
今年度のブルーリボン賞をとった作品でもあるし。
話自体はフィクションだが、実在の人物をモデルにしているのが興味深い。


時は江戸時代。八代将軍、吉宗の頃。
磐城国の小藩、湯長谷藩主の内藤政醇は、五日で参勤交代せよとの命を受ける。
時間もないが、お金もない。かといって従わなければ藩は潰される。
この難題をクリアするため、あらゆる手段を尽くすところが面白い。


佐々木蔵之介が演じる内藤政醇は、実際も情に厚い殿様だったらしい。
その心遣いが、結果的には藩を救う。
映画では語られていないが、湯長谷藩ではその後、石炭が発見されている。
地下にはお宝が眠ってるよ!と、殿様に教えてあげたくなるような映画だった。




はてなダイアリー 今週のお題「ふつうに良かった映画」