『昼は雲の柱』
最近、おもしろかった本ってなんだろう?
オレは本をほとんど読まない人だから、よくわからないなぁ。
そういえば、最近、石黒耀氏の『昼は雲の柱』という作品を読んだ。
富士山が噴火する話だった。
なんだか時期的に、この話題は微妙だ。
だって箱根で噴火の兆候が現れたということで、大騒ぎになってるから。
――人命が大事か、観光が大事か。
両立が難しいのは、小説の中でも現実でも同じらしい。
そういえば、前述の作品に興味深い記述があった。
なんでも、富士山宝永噴火の際には全国から沢山の義援金が寄せられたそうだ。
しかし、その多くは被災地以外で使われてしまったという。
日本って昔から変わらないんだなぁって思う。
最近、本をさらに読まなくなったのは、某所の企画の影響も大きい。
本は知識を与えてくれるが、企画の短編は驚きを与えてくれる。
作者と読者がダイレクトに繋がることができるのも、競作企画の魅力だろう。
知識ではなく、何か大きな驚きを与えてくれる本があれば読んでみたい。
はてなダイアリー 今週のお題「最近おもしろかった本」
- 作者: 石黒耀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/11/28
- メディア: 単行本
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