つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

つとむューのニッキです。

気持ちの良い一着

それは中学生の時だった。
千五百メートル走のクラス代表になったオレは、スタートに失敗してしまう。
――気負っちまったぜ。でも頑張れば追い付きそうだ!
ぐんぐん近づくトップの背中とゴールテープ。はたして勝負の行方は――


これがオレの『お気に入りの一着』だ。
あの時は本当に気持ち良かった・・・
そういえば、某所の企画でも一着だった時があった。
一着というのは優勝ということじゃないぞ。ただの一番乗りだったということだ。


昔、企画の一番乗りは、一番最初に作品が表示された。
多くの人が読んでくれて、どんどん感想が寄せられる。
――ついに勝った!
オレは何回、そう思ったことだろう。


しかし現実は厳しかった。
感想数は多かったものの、平均点が伸びなかったのだ。
結局平均点は十二点で、三十四作品中の十七位だった
目標としていた平均点二十点には遠く及ばず、痛恨の一着となってしまった。


久しぶりに平均点が二十点を越えたのは、昨年のバレンタイン企画。
――『ある暗がりで、小さな温もりを』
持てるアイディアを全て注ぎ込んで、ようやく達成した平均点二十点。
全力じゃなきゃダメなのか。でも全力なら平均点でも一着を!と夢見ている。




はてなダイアリー 今週のお題「お気に入りの一着」