つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

つとむューのニッキです。

どの時点で食べるか、それが問題だ

それは大学四年生の冬、卒論を書くために大学で越冬した。
すると大晦日に、淋しい仲間達が集まってきた。
「雑煮でも作るか?」
オレ達は学生部屋にあった大鍋を囲んだ。


まずダシをカツオ節でとる。
次に具だが、オレが人参やジャガ芋を入れた。
実家の雑煮がそんな感じだったからだ。
そして雑煮に欠かせない餅。
丸か角かで喧嘩になった。
多数決で丸を買いに行ったが、スーパーには角しか売っていなかった。


具が煮えてきた頃、広島出身の奴が新たな具を持ってきた。
「これがないと雑煮じゃない!」
見るとそれはカキだった。
あれよあれよと雑煮は餅入りカキ鍋に。
そして最後に、京都出身の奴が白味噌を入れた。


さて、ここで問題です。
このお鍋の中身を、どの時点で食べたくなりましたか?
きっとそれが、あなたの好きなお鍋です。
えっ、だんだん食べたく無くなったって?


最後は凄い中身になったが、とても楽しかった。
みんなで仲良くワイワイやる鍋が、一番好きなお鍋かな。
餅の形も、煮ちゃえばわからなくなるしね。




はてなダイアリー 今週のお題「好きなお鍋」