ツレがボ〇になりまして。 - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

先週末のことである。両親が映画に行ったそうだ。
「何を観たんですか？」
妻の質問に、母はこう言った。
「ツレが〇ケになりまして」

映画の題名は、母の思い違いだったらしいが、
そのことを妻から聞いて、あながち冗談ではないと苦笑する。

最近の父は、もの忘れが著しい。
ついさっき自分で言った事も忘れている。
「えっ、そんな事言ったっけ？」
その言葉を聞くたびに、なにかをしなくてはと思う。

例えばガスコンロ。
絶対つけっぱなしにしそうだ。
だから母は、湯沸かしだけは電気を使っている。
これなら沸かしているのを忘れても大丈夫。

そして車の運転。
父は来年で七十五になる。
運転するにも高齢運転者標識が必要だ。
その標識を買うか、免許証を返納するか、今年中に決めなくてはならない。

半年前までは、公共の巡回バスが家の近くまで来ていた。
しかし予算の削減のために廃止。
高齢者でもハンドルを握らざるを得ないのが、田舎の現実だ。
やっぱり、交通の便の良いところに住んだ方がいいのかな？
将来の自分の事も見据えて、最近はそんなことを考えている。