つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

つとむューのニッキです。

見上げてごらん、それがお星様の唄

宿の玄関を出ると、そこに広がる満天の星空。
夏の大三角形の真ん中を、天の川が流れている。
こんなにくっきりと見えたのは、本当に久しぶりだ。


それは今年の六月下旬のこと。
出張で岩手の山中に泊まっていた。
祖母が亡くなったのは、それから一週間後のこと。
ばあちゃんは、あの星の一つになった。


最近、子供の自殺についてのニュースをよく目にする。
そんな時、いつも心配するのは自分の子供のことだ。
強く叱ると、「僕なんていなくなればいいんだ」といじける息子。
そんな態度をとられるたびに、ドキリとしてしまう。


オレも中学生の頃、軽いいじめを受けたことがあった。
その時に囚われたのは、親に迷惑をかけたくない、
親に知られるくらいなら死んだ方がマシだ、というネガティブな感情。
ぐるぐると頭の中で回り始めると、永遠に続くんじゃないかと錯覚する。


辛いことは永遠じゃないんだよ。
大人になれば楽しいことが沢山あるんだから。
それを一番近くで体現してあげられるのは親なのに、
親に無理にそう言われたくない子供は死を考える。


だから、子供の前では楽しく生きてやろう。
出張先で見た星空の事を、思いっきり自慢してやろう。
永遠に続くのは、この星空だけでいいのだから。




はてなダイアリー 今週のお題「私の七夕」