「本当」って、本に当たるって書くんだよな - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

今、読みたい本って何だろう？
うーん、特に無いなあ。
だってオレ、本を読むのが嫌いだから。

でもね、読み始めたら止まらないんだよ。
続きが知りたくて、夜も眠れない日々を過ごしてしまう。
つまりだな、読書に対する敷居が高いんだ。オレの中で。

何でこんなに敷居が高くなっちゃったんだろう？
きっと、幼少期の悲惨な体験がトラウマになっているに違いない。
となると・・・、アレだ。
夏休みの宿題に出てくる読書感想文。

嫌だったなあ。
いつも、最後までやらずに残してしまう。
本を読まなきゃ、読まなきゃ、と思いながら過ごす夏休みの終わりは、
本当に苦痛でしかなかった。

何で嫌だったんだろうね。
今思うに、他人の価値観を押し付けられるのが好きじゃなかったんだろう。
「それは僕が考えていることと違う！」
子供のオレには、そう素直に声を上げることができなかった。

大人になった今なら、それができるかって？
なんかそれも無理なような気がする。
本はいつでも一方通行。
この日記でオレが吠えたとしても、作者様に届くことはないだろう。

だから、オレは素人の小説投稿サイトに出入りしているのかな。
誰かの作品に感想を書く。すると、オレの作品に感想が返ってくる。
そこには一方通行ではない交流がある。
それに何より、オレのツッコミを作者様に伝えることができるのだ。

えっ、それって、読書感想文を書いてるってことじゃないかって？
あっ、本当だ。
この年齢になってオレは、読書感想文を書いてるんだ・・・
まあ、アレだな、昔できなかったことを今やってるっていうか、なんというか、
一種の幼少期の反動なんだよ、きっと。