『二人歩記』 - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

♪住み慣れた部屋を今日限りひきはらい　また次の場所へ行こうと思うんだ
引っ越しの唄と言えば、オレ達の世代はこれだよね。
長渕剛『二人歩記』
ほろ苦い失恋と、心機一転を誓う旅立ちの唄だ。

♪最後の荷物を車に積み込んだら　いろんな想い出がふと通りすぎた
この曲と出会ったのは、車の運転も知らない中学生の頃。
「いい曲を知ってるから、みんなで歌わないか？」
校内合唱祭に際し、友人がクラスに向けて呼び掛けた一言がきっかけだった。

合唱祭といえば、学校側が選定した曲を歌うのが当時の定例。
友人は、それをぶち壊そうという。
「本当にいい曲なんだから」
歌詞を配って熱く語る友人に、まずクラスメイトが折れた。

担任が納得するのも時間の問題だった。
一丸となったクラスに敵うものは無い。
当然、練習にも身が入る。
その証拠に、ウン十年以上経った今でも、オレは歌詞を覚えている。

あの友人は今、どうしているのだろう？
彼のおかげで、オレはいろんな引っ越しシーンでこの唄を歌うことができた。
そういえば、カラオケの普及で最近、歌詞を覚えることが減ったなぁ。
そんな貴重なオレのレパートリーの一つが、この『二人歩記』だ。