ノーベンのススメ - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

テストには、テスト勉強がつきもの。
直前になって、慌てて必死に頑張る勉強のことだ。
オレも一応、テスト勉強をやっていた。
高校二年生のある時期を除いては。

すべての事が嫌になる。
誰だって人生に一度はそんなことがあるだろう。
何もやりたく無くなってしまう空虚な時間。
オレの場合、それは高校二年生の梅雨ごろだった。

底辺をさまよっていた成績が、高校二年生になって急上昇した。
なんと学年順位が、それまでの半分くらいの数字に上昇したのだ。
マジ？　何も勉強してないのに？　オレって天才！？
しかし成績表をよく見ると、理系と文系に分かれた後の数値だった。

一気にやる気が無くなった。
寝ている授業は熟睡、起きてる授業は弁当を食った。
テストが近づいても、テスト勉強さえやらなかった。
授業をサボらなかったのは、皆勤賞を狙っていたからだ。

そしてテストの時間。
問題を見てもほとんど解らない。
だから、適当な事ばかり解答欄に書いた。
激怒した先生が「０点」をつけてオレを睨む。２０点くらいは合ってたのに・・・

今考えると、あの時のテストが人生の中で一番楽しかったな。
だって、何を書こうかわくわくしながら解答用紙に向かうことができたから。
人が用意した解答を書く行為のどこに、面白さがあるのだろう？
子供達にも勧めたいけど、むちゃくちゃ怒られるだろうな、かみさんに。