つとむューニッキ(はてなダイアリー版)

つとむューのニッキです。

反おせち同盟の逆襲

そうだ、年内にやっておかなくちゃいけないことがあった。
それは、おせちの注文。
コンビニに置いてあるパンフレットの中から、美味しそうな二段重を頼むのだ。
そうすれば大晦日、最寄りのコンビニにおせちを届けてくれる。


発端は去年の正月。
もう、不味いおせちは食べたくないと、オレ達『反おせち同盟』が蜂起した。
不味いならお前達が作れと言う推進派の牙城を、購入という手で崩したのだ。
反おせち同盟に息子達が加わって、一大勢力に成長していたことも勝因だった。


「おせちって、こんなに美味いものだったの!?」
家族で一番グルメの娘が、コンビニおせちに舌鼓を打つ。
そんな去年の出来事で、我が家のおせち事情は一変した。
おせちは毎年、コンビニで買うことになったのだ。


そういえば、七年くらい前にも似たようなことがあった。
山口県生まれで粒うにが大好きな母。
その影響でウニは不味いものと思い込んでいたオレは、生ウニの美味さに驚愕する。
実は自分の知らない美味が沢山あるのでは――オレは自らの食体験を疑い始めた。


例えば、カツオのたたき。
高知で食べたカツオのたたきは本当に美味しかった。
今までオレが食べてきたものは何だったのだろうと思うくらい。
だから、おせちの購入についても一切疑いは持たなかった。


さあ、今年はどんなおせちを注文しよう。
オレが持ち帰ったパンフレットを、娘も目を輝かせて眺めている。
今まで憂鬱だった正月が、こんな些細な改革で楽しみに変わるとは。
反おせち同盟の逆襲は、おせち以外にも広がるに違いない。




はてなダイアリー 今週のお題「年内にやっておきたいこと」