今が最高！ - つとむューニッキ（はてなダイアリー版）

行ってみたい時代って無いなあ。見てみたい時代なら沢山あるけど。
だって、タイムパラドックスが起きたら嫌じゃん？
――恐竜を見に行った時代で踏み潰したネズミは、実はオレの祖先だった。
そしたらオレは、存在しないことになってしまう。

映画なら楽しく観れるタイムトラベルだが、小説になるとそうはいかない。
文字で書いてあると、どうしてもタイムパラドックスが気になってしまう。
例えば、過去の事件を解決しようと過去に行ったとする。
事件の解決と同時に過去に行く必要が無くなり、結局過去は変えられなくなるのだ。

先日行われた某所の企画でも、そんな作品があった。
どんな感想を書こうか散々悩んだ挙げ句、タイムパラドックスを指摘した。
矛盾は矛盾。どんなに面白くても、変なことは変だと伝えたい。
そうでなくては、数年間に渡って書いてきた感想との整合性が取れなくなってしまう。

えっ、オレの作品はどうだったかって？
正式な結果発表はまだだが、ついに十位以内を達成した（と思う）。
三位以内は無理だったが、今までの最高順位であることは間違いない。
初めて悔しさをあまり感じなかった企画。詳細は結果が発表されたら報告したい。